相談時の状況（20代・男性）
幼少期より友達と一緒に行動するのが苦手でした。小学校低学年の時は集団登校ができず、お母様と一緒に登校していました。中学ではいじめに遭いました。高校は進学校に進み、大学で就活に失敗し、家に引きこもるようになりました。母と兄の勧めで精神科を受診したところ、ASDと強迫性障害と診断されました。通院と服薬治療を続けながら就労支援事業所に通所し、障害者雇用で就職しました。多くの配慮を受けて働いていますが、将来の生活に不安を覚えご相談に見えました。
社労士による見解
職場では電話対応の免除など十分な配慮を受けて働いていましたが、ストレスで仕事が行けなくなることがありました。また、過去の嫌な出来事がフラッシュバックして希死念慮を抱くことがあり、家事全般ができないなど日常生活に困難を抱えていました。初めて受診した病院に通っていましたが、障害年金の診断書作成に協力的でなかったため、転院してから障害基礎年金の事後重症請求を行うことにしました。
結果
障害基礎年金2級に認められ、82万円受給することができました。