相談時の状況(20代・女性 神奈川県)
幼少期から集団行動が苦手で、こだわりが強く、忘れ物が多いなどの特性が見られました。小学校高学年では友人とのトラブルが増え、孤立することもありました。中学では痴漢被害に遭い対人恐怖が強まり、不登校傾向にありました。高校でも登校が困難になり、自閉スペクトラム症と注意欠陥多動症、そしてうつ病と診断されました。大学に進学しましたが適応できず、アルバイトも続きませんでした。最終的に大学を退学し、引きこもり生活を送りようになりました。社会参加の見込みもなく、将来への不安を抱えながら日々を過ごす中で、障害年金についてご相談くださいました。
社労士による見解
18歳から通院を始め、10年近く通院していましたが、社会活動もできず自宅に引きこもり続けていました。20歳で通院していた病院にカルテがあり診断書の作成を依頼することができました。5年以上前に遡った請求になるため時効が発生することを説明し、障害基礎年金の認定日請求を行いました。
結果
障害基礎年金2級に認められ、年額約82万円、遡及額435万円を受給することができました。